だいたい統計 スージのメガネでミテみよう

およそで見てください。それでも興味は持ってください。永い目で見てください。

【国勢調査#6終】原発のある街の人口 全人口の0.5%

さて、本特集の最終回、総括になります。

 

まず、これまで見た運用中の日本の原発15か所をまとめてご紹介。

 

泊発電所        北海道古宇郡泊村      約 1,600人

東通原子力発電所    青森県下北郡東通村     約 6,000人

女川原子力発電所    宮城県牡鹿郡女川町     約 6,400人

東海第二発電所     茨城県那珂郡東海村     約 38,000人

浜岡原子力発電所    静岡県御前崎市       約 31,000人

柏崎刈羽原子力発電所  新潟県柏崎市        約 82,000人 

             新潟県刈羽郡刈羽村     約 4,400人

志賀原子力発電所    石川県羽咋郡志賀町     約 19,000人

敦賀発電所       福井県敦賀市           約 64,000人

美浜発電所       福井県三方郡美浜町     約 9,000人

⑩大飯発電所       福井県大飯郡おおい町    約 8,000人

⑪高浜発電所       福井県大飯郡高浜町     約 10,000人

⑫島根原子力発電所    島根県松江市        約200,000人

伊方発電所       愛媛県西宇和郡伊方町    約 8,400人

玄海原子力発電所    佐賀県東松浦郡玄海町    約 5,600人

⑮川内原子力発電所    鹿児島県薩摩川内市     約 93,000人

 

          合計 約586,400人

 

15か所でだいたい59万人です。

総人口は約1億2500万人なので0.5%です。

 

つまり、日本の原発の周りに住んでいるのは、人口の0.5%の人たちということです。

 

ちなみに、日本の供給エネルギー源別の比率は、経産省の統計によると、、、

石油約36%、石炭約25%、天然ガス約24%、水力約4%、原子力約2%、その他

 

0.5%の人口で2%の電力を支えているという状況。

どうですか?意外でしたか?それとも予想通りでしたか?

 

必ずしも住民全員が原発の存在を感じる場所に住んでいるわけではないとは思いますが、

生活をイメージする目安にはなるかなぁと思います。

また、比率でいえば火力発電所がかなり大勢を占めていることを考えると、

その住民の数も気になる。。。

 

とりあえず、本特集はここまで!

 

 

【出典】

@令和二年国勢調査

→「人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)    」

www.e-stat.go.jp

※参照したのは、「1-1」のデータです。

 

@総合エネルギー統計(令和2年度エネルギー需給実績(確報))

経済産業省 資源エネルギー庁

www.enecho.meti.go.jp

 

【国勢調査#5】原発のある街の人口 5⃣九州 

本特集、最後は九州。原発は2つあります。

こちらで人口が多いのは南端の県、鹿児島の原発です。

 

それでは行ってみましょう!

 

◆九州エリア

玄海(げんかい)原子力発電所   佐賀県東松浦郡玄海町   約  5,600人

⑮川内(せんだい)原子力発電所   鹿児島県薩摩川内市    約93,000人

 

 

以上の15か所が運用中の日本の全原発ですが、

川内原発は、3位の人口の市町村に位置します。

 

しかもこの市町村は、鹿児島県で4番目の人口なので、県内でもかなり大きいところですね。。

 

さらにさらにいうと、九州全252市町村のうち、41番目の人口です。

九州内でも上位ですね。

 

玄海原子力発電所

川内原子力発電所

 

これでエリアごとの原発の紹介はすべてですが、

あと1回、全体を踏まえた記事を書いて本特集は終わりにしたいと思います。

ではまた次回!!

 

 

 

【出典】

@令和二年国勢調査

→「人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)    」

www.e-stat.go.jp

 

※参照したのは、「1-1」のデータです。

 

【国勢調査#4】原発のある街の人口 4⃣中国・四国

原発特集第4回目、全5回なのであと2回です。

今回は中国・四国エリアです。

 

今回着目すべきは、島根原子力発電所ですね。

所在地が松江市で、県庁所在地に所在している原子力発電所です。

それもあって、原発が所在する街としては一番人口が多いです。

 

それでは見てみましょう。

 

◆中国エリア

⑫島根原子力発電所      島根県松江市       約200,000人

 

◆四国エリア

⑬伊方(いかた)発電所    愛媛県西宇和郡伊方町    約8,400人

 

 

下の画像でも分かるように、

松江市の中心地からすぐ近くに位置しています。

 

ちなみに、島根県の全人口は約670,000人なんで、松江市島根県の30%の人口がいることになります。

島根県の30%の人が住んでいる場所に原発があるということです。

 

島根原子力発電所

伊方発電所

 

次回はいよいよ最終回。

今日はここまで!

 

 

【出典】

@令和二年国勢調査

→「人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)    」

www.e-stat.go.jp

 


※参照したのは、「1-1」のデータです。

【国勢調査#3】原発のある街の人口 3⃣北陸 <最多のエリア!!>

原発特集、続いて3回目は北陸エリアです。

 

さて、これがイメージになかったんで意外や意外、

この北陸が日本で原発が一番多いエリアです。

 

さて、一覧は次の通りです。

 

◆北陸エリア

柏崎刈羽原子力発電所     新潟県柏崎市        約82,000人
                新潟県刈羽郡刈羽村     約  4,400人

⑦志賀(しか)原子力発電所    石川県羽咋郡志賀町     約19,000人

敦賀(つるが)発電所     福井県敦賀市           約64,000人

美浜発電所          福井県三方郡美浜町     約  9,000人

⑩大飯(おおい)発電所     福井県大飯郡おおい町    約  8,000人

⑪高浜発電所          福井県大飯郡高浜町     約10,000人

 

 

特筆すべきは、何といっても福井県に4つもあるというところですね。

ちなみに福井県都道府県の中で、人口の数が下から5番目です。

そこに最多の原発が集中しているということですね。

 

柏崎刈羽原子力発電所

志賀原子力発電所

敦賀(つるが)発電所

美浜発電所

大飯(おおい)発電所

高浜発電所

 

今日はここまで!

 

 

【出典】

@令和二年国勢調査

→「人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)    」

www.e-stat.go.jp



※参照したのは、「1-1」のデータです。

 

【国勢調査#2】原発のある街の人口 2⃣関東・東海

原発特集の2回目は、関東・東海エリアです。

 

関東に1つ、東海に1つです。

関東は人口が多いですけど、茨城にもあるようですね。

それでは見てみましょう。

 

 

◆関東エリア

東海第二発電所         茨城県那珂郡東海村   約38,000人

◆東海エリア

浜岡原子力発電所        静岡県御前崎市     約31,000人

 

 

ほかの原発のある市町村と比べると、どちらも人口は多いですね。

 

ちなみに、、

④東海は、茨城県の44市町村のうち、31番目の人口、

⑤浜岡は、静岡県の35市町村のうち、24番目の人口です。

その県内じゃ少ない方みたいです。

 

 

東海第二発電所

浜岡原子力発電所

 

今日はここまで!

 

 

【出典】

@令和二年国勢調査

→「人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)    」

www.e-stat.go.jp

※参照したのは、「1-1」のデータです。

 

【国勢調査#1】原発のある街の人口 1⃣北海道・東北

新連載です。

 

原子力発電所原発)が日本にいくつかあります。

たまにニュースで再稼働が決まったとか、廃止になったとかを聞くことがあると思います。

 

ただ、今、運用中のものがいくつあるのかはあまりご存じの人もいないと思います。

 

答えは、15か所です。

 

 

ウィキで調べた情報でしたけど、原子力の啓発普及をする法人のサイトでも確認したんで大丈夫です。

 

さて本題はここから。

 

それぞれの原発がある街にはどれだけの人が住んでいるんでしょうか?

東日本大震災で福島の原発が破損してしまい、住めないエリアが生まれましたが、

その影響を受けるのはまずが地域の住民の方でしょう。

 

そういうリスクをほかの原発も抱えているはずですが、

負担している住民の数はどれくらいいるんでしょうか?

 

そこで、今回の連載では村単位での人口統計から見てみます。

もちろん、「だいたい」の数値で。

使う統計は、令和二年国勢調査平成27年の人口)からです。

 

最初は北海道・東北エリアから

 

◆北海道エリア

  • ①泊(とまり)発電所         北海道古宇郡泊村   約1,600人

◆東北エリア

泊発電所

東通原子力発電所

女川原子力発電所

今後見ていけば分かりますけど、北海道・東北エリアは、比較的人口が少ないですね。

福島であんな事故はあったけど、東北にはまだ原発はあるということですね。

 

今日はここまで!

 

【出典】

@令和二年国勢調査

→「人口等基本集計 (主な内容:男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態,母子・父子世帯,国籍など)    」

www.e-stat.go.jp

※参照したのは、「1-1」のデータです。

【人口動態#11】死因別死亡数⑤ 「その他の特殊目的用コード」コロナ感染症による死者

前回の記事「循環器系の疾患」を書いていて思ったのが、

コロナによる死者は、この「循環器系の疾患」に含まれてるのかな?ってことでした。

 

日本でコロナによる最初の死者が発見されたのが、2020年2月13日なので

この2020年の統計に数値として含まれているはずですよねぇ。

 

ただ、よくよく人口動態統計を見てみると、

どうやら「循環器系の疾患」の類型には含まれておらず、

一番最後に出てくる「その他の特殊目的用コード」に含まれているようでした。

 

その数値は、、3,466人、、、約3,500人ってとこですね。

 

結果の概要の「2 死亡数は減少」の欄に書かれた数値と一致してるんで、今後はこの類型で把握していくということでしょう。

 

ちなみに、、

 

人口動態統計はまだ2020年までしか出てないので、

それ以降の状況を、NHKの特設サイトで調べてみると、

 

2021年は、、、約15,000人

 

2022年は、、途中だけど、、、約19,000人

(2022/8/22現在)

 

のようです。

※クルーズ船は含まないとかいろいろ留保はありますけどね。。

 

やっぱり死者は着実に増えていってるようですね。

早く減少傾向になってほしいです。。

 

今日はここまで!

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